男の生き様!!

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  男の生き様!!  

「で、話って何なんだ横島?」

 横島から重要な話があると雪之丞とタイガーは呼ばれ、彼の部屋を訪れていた。例によって勝手にカップ麺をすすりながら、雪之丞が横島に尋ねる。狭い部屋の中でタイガーも腰を下ろし、窓際に立って後ろ手を組む横島を見つめていた。

「お前達、俺と共に楽園を目指してみる気はないか?」

 窓の外を見つめたまま、フッと横島は目を伏せながらクールに笑みを浮かべる。

「楽園だぁ?」
「何のことですかいノー?」

 横島はくるりと振り返ると、ちゃぶ台に置いてあった封筒から一枚の写真を取り出す。

「ここに映っているもの……心して見るがいいッ!!」

 がばっ! と突き出されたその写真を見た時、雪之丞とタイガーに電撃が走る!

「「はうあっ!?」」

 そこに映っていたもの――
 そうッ、それはッ!

「ま、まさかこれは……ッ!」
「そんなバカなっ! これはとうに失われて久しいはずの……!」

 雪之丞とタイガーはわなわなと震えながら、未だ信じられないといった表情で叫んだ。

「「ぶるまーーーーーーーッ!?」」

 まったく同じタイミングでハモる二人を制し、横島は顔をぐぐぐっ、と近づける。

「そう、ここに映っている女子高生が身につけているもの……これがなんなのかくらいはお前達でも知っていよう」
「と、当然だ……かつては日本全国に生息していながら、時の流れと共にその数を減らし続け、ついには絶滅してしまったという……!」
「伝説の体操着ジャー!」
「その通りッ! 男なら誰もが避けては通れぬ夢! 神が与えたもーた奇跡の聖衣(クロス)! それがぶるまーだッ!」
「こ、これは……本物なのか!? イ○クラのねーちゃんがコスプレしてるんじゃねーだろうな!?」
「俺がそんなまがい物をお前達に見せて悦に入るような男だとでも思うのか?」
「むう……」
「た、確かに横島さんのエロに懸ける情熱はマグマよりもアツいですけんノー」
「そう、それは紛れもなくモノホンの現役女子高生! そして……その学校が実は身近にあったとしたら……?」

 横島の放った言葉に、二人はコンボイに衝突されたがごとくの衝撃を受ける。

「「マジで!?」」
「マジだ。リアルだ。まごうことなき真実だッ!」
「そ、そんな桃源郷のような学校がいまだに存在していたとは……ッ!」
「奇跡ジャー! これぞ現代の奇跡ジャー!」

 野郎三匹、狭い部屋の中でハァハァと息を荒げ、鼻の穴を膨らまして興奮しているこの絵ヅラ。
 アホという以外に形容できる言葉は無かろう。

「ハァハァ……楽園を目指すというのはコレのことか横島ッ!」
「ソレ以外に何があるッ!」
「しっ、しかし……覗きとはノー……」
「ああ、確かに魅力的ではある……だが、そのために犯罪の片棒を担ぐというのは……」
「喝ッ!!!!」

 尻込みする雪之丞とタイガーに業を煮やした横島の一喝が、安普請の窓枠をビリビリと震わせる。

「話はまだ終わっていないッ! 時に……弓かおりと一文字魔理。お前らそれぞれ上手くいっているのか? んっ?」

 ぎくっ!

 いつぞやの合コンで知り合って以来、雪之丞と弓、タイガーと魔理はそれなりに良好な関係を維持し続けていた。
 ……もちろん横島には内緒で。
『全てのねーちゃんは俺んだーッ!!』と豪語する横島にそんな話をしようものなら、どんなやっかみを受けるかわかったものではない。
 ま、友人とはいえ教えられない秘密もあるとゆーことか。

「いやホラソレはその何つーかだな、まぁいろいろとアレだ。あはっあははは……!」
「べっべべべ、別にやましいことや隠し事なんてありませんけえ!」

 あからさまに取り乱した反応を見つつも、横島はフッと口の端を軽く上げて笑うのみ。
 予想外の反応に雪之丞とタイガーは顔を見合わせる。

「無論、単なる覗きにのためだけにお前達を呼んだわけではない……見たくはないか? お前達の彼女が聖衣(クロス)をまとったその姿をッッッ!」
「「なにぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ!!!?」」

 シンクロした叫び声は、横島のボロアパート全体をも揺るがす。

「ま、まさか……六女、六女なのかッ!?」

 横島は腕を組んだままコクリと頷く。
 その返答を受けた直後、雪之丞とタイガーは――

 もわわ〜ん(妄想中)

「「ぶっふぉぁッ!!!!」」

 自分の妄想に鼻血を吹き出し、鼻を押さえて崩れ落ちる雪之丞とタイガー。
 ついでに横島もなにかしら妄想していたのか、鼻血を流している。
 なんかもう、脳内ではえらいことになっているらしい。

「どうだ、これでも見たくないかお前たち」
「……見てぇ、超見てぇ!」
「たっ、たまらんですジャー!」
「ならば……」

 力一杯答える二人に横島は最高に男らしい表情を向け、右手を差し出すと、雪之丞、タイガーもまた最高に男前な顔でその手を握り返す。

 がきーん! (魂のシェイクハンド)

「やるか!」
「「ああ!」」

 鼻血を垂れ流したまま、ここに三人の勇者(バカ)が集ったのである。




 ※注:覗きは犯罪です。




 ところ変わって、六道女学院の体育館。
 現在は体育の授業が行われ、女子生徒がひしめいている。
 その中に雪之丞とタイガーの目当てであるかおりと魔理の姿もあった。おキヌは足をひねったクラスメイトのヒーリングのため保健室へ同行し、その姿はなかったが。
 その小窓から、貼り付くように中を覗いているケダモノ三匹。
 無論、その姿はタイガーの精神感応で周囲に溶け込ませてある。
 つまり霊能力を利用したステルスで、今現在彼らの姿はプレデター並みに見えづらいというわけだ。

「「「えへへへへへへへへ……」」」

 そして、世界一みっともない表情を浮かべた三人は、じっくりとこの世の楽園を堪能していた。

「ええなぁ! たまらんなぁ! これだから覗きはやめられんッ!」
「う、美しい……ママに似ている……ッ!」
「わ、ワッシは、ワッシはもうッ! うおおーん!」

 かおりも魔理も彼らに覗かれているとはつゆ知らず、そのぶるまー姿を惜しげもなく披露していた。
 だが、三人は興奮するあまりすっかり忘れていた。
 タイガーの精神感応力は、小笠原エミがいない状態で長続きするものではないということを。当のタイガー本人ですらも。興奮して集中力が乱れていることもあり、ステルスの効力は予定よりかなり早く切れてしまう。
 その重大な事実に三人は気付かず、尚も覗き続けている。
 そしてそこへ、お約束のごとく女子生徒が通りかかってしまった。
 視線の先には、息を荒げて体育館を覗き込む変質者三名。

「きゃあああああッ!? 痴漢ーーーーーーッ!」

 割れんばかりの絶叫に、何事かと体育館にいた女子生徒が集まってきた。

(ヤバい雪之丞!)
(――ああ!)

 その間わずか0コンマ23秒。
 サッカー日本代表ですら使いこなしていないアイコンタクトを駆使し、二人は素早く立ち上がってタイガーを女子生徒達の方へと蹴り飛ばした。

「ぐわっ! な、なにをするんジャー!?」

 と、タイガーが身を起こして振り返った時にはすでにそこには誰もいない。横島も雪之丞も、こつぜんと姿を消していた。
 代わりに、背後から迫る凄まじい殺気。
 全身にびっしょりと汗をかきながら、タイガー油の切れた機械のように振り返る。
 そこにいたものは。
 全身から殺意の波動を発しまくっている女夜叉たちの群れ。

「ひぃぃぃッ! も、もしかして……ワッシは捨て駒にされた!?」

 タイガーが状況を自覚した時には、すでにもう手遅れであった。
 女生徒たちの奥から、両目をギラリと光らせた一文字魔理が指をぼきぼき鳴らしながら現れた。

「……なにしてんの、アンタ」

 言葉は平坦だが、その表情はマジでキレちゃう五秒前なシロモノ。
 その目はもはや人間を見るものではなく。
 フナムシ、いやプランクトン以下の存在を見るような。

「ち、違うんじゃ! ワッシは、ワッシはハメられたんジャーッ!」
「堂々と覗いておいてハメられたもクソもあるかこのバカーーーーーーーッ!!!!」
「うぎゃああああああああああああッ!」

 六道女学院の片隅で、バカが天に召された。




 タイガー虎吉、横島と雪之丞の身代わりにされ――闘死。




 一方の横島と雪之丞は、背後から迫り来る女子生徒の群れに追いつかれつつあった。
 横島が今まで六女においそれと侵入できなかった理由には、六女の特別な教えが関わっている。
 六道女学院の教育方針のひとつに『女の魅力は魔力のひとつ。GSを目指す者はこれを磨き、うんとアピールしなさい』というものがある。
 ぶるまーがいまだに生き残っているのは、そういう理念に基づいているからなのか、単なる作者の趣味なのかはともかく。

 六女の女子生徒はすべからく魅力的に務めようと魅力を磨く娘が多くなり、そうなると当然横島のような輩が出てくるため、さらに教育方針の中に『校内に侵入した覗き、痴漢などは全生徒が協力して闇に葬るべし!』とゆーものがあったりする。
 そんなわけで、霊能力を持った彼女達から逃げ切ることはいかな横島といえど難しいのだ。

「ヤバいぜ横島、このままじゃ追いつかれちまう……どうする!?」
「大丈夫だ、ちゃんと手は考えてある」

 疾走しながら横島はニヤリと笑うと、文珠を出現させた。

「文珠か! そいつをどうするんだ?」
「受け取れ雪之丞」
「?」

 横島は雪之丞に文珠を手渡す。
 不思議に思った雪之丞がその文珠を見ると『止』の文字。

「なっ!?」

 その瞬間文珠の能力が発動し、雪之丞の体はカチカチに固まってしまい、身動きが取れなくなる。

「よ、横島ッ!? てめぇどういうつもりだ!」
「ふっふっふ……雪之丞よ、お前やタイガーがこっそり交際していたことを俺が許したとでも思っていたのか?」
「まさか……横島、計ったな横島ッ!?」
「雪之丞、お前はいい友人だったが……抜け駆けしたのがいけないのだよ。タイガー共々、俺のために散ってくれッ!」

 そうとだけ言い残し、横島は躊躇無くその場を走り去ってゆく。

「こ、この腐れ外道がーーーーーーーーーッ!!!!」

 取り残された雪之丞の絶叫がこだましたあと、周囲から女子生徒がザッ、ザッ、と足音を立てながら取り囲んでいく。

「あっあああ……」

 完全に包囲され、もはや雪之丞に逃げ場はない。
 そして、彼の目の前にゆら〜りと女子生徒が歩み出る。
 氷のように冷たい表情をした、弓かおりであった。

「か、かおり、き、聞いてくれ、これはその……!」

 しかしかおりは何も答えず、そばにいた女子生徒に何やら指示を出す。指示を受けた女子生徒数名はその場を離れ、やがて大きな木箱を持ってきた。

「さっきかおりの名前呼んでたけど……コイツ知り合いなの?」
「まさか……出歯亀の変質者に知り合いなんているわけがありませんわ……」

 その瞬間雪之丞は背筋か凍り付いた。

 やばい。
 目が……目がガ○スの仮面風になっているッ!
 黒目が無くなっているッ!
 恐ろしい子……ッ!

 あくまでかおりの表情と言葉に抑揚はない。
 だが、全身からは凄まじい殺気のオーラが渦巻いている。
 そして運ばれてきた木箱を開けると、姿を現すてんこ盛りの凶器。
 スパナ、鉄パイプ、コンクリブロック、釘バット、ガラスの灰皿、大きい花瓶、ボウリングの球、バールのようなモノ。
 サスペンスドラマ御用達のアイテムが勢揃いである。

「えっ? えっ? ナンデショウカその鈍器の群れは……?」
「六女では変質者は二度とその気が起きないように徹底的にやれ、って教えられるのよ」
「どんな教育方針だおいッ!」

 そして女子生徒らはおもむろにそれらを手に取り、振りかざした。

「死ね変質者ァァァァァァッ!」
「うぎゃああああああああああああああ!」

 こうして二匹目のバカがまた一人、天に召された。




 伊達雪之丞、仲間の裏切りにより敵陣に取り残され――憤死。




 横島忠夫は走っていた。
 出口まではあとわずか。
 背後に目をやれば、追っ手との距離は若干余裕がある。
 そして、目の前の渡り廊下を横切ればショートカットができる。

(逃走は常に最短、最速を心がけるべしッ!)

 という己の鉄則に従い、横島は渡り廊下を横切ろうとした。
 自由はもうすぐ――そう確信した時だった。

 どんっ!

「うわっ!?」
「きゃあっ!」

 渡り廊下を歩いていた女子生徒とぶつかり、横島は尻もちをついてしまう。ぶつかった女の子も同じように尻もちをついて座り込んでおり、

「いててて……はうあッ!」

 その女生徒を見て、横島は硬直する。
 目の前で、目を回しているのはなんとおキヌであった。
 ぶるまー姿でしかも……詳しく描写はできないが、端的に言うとあられもない格好を横島にさらしていたのだ。

「フォォォォォォォッ!?」

 パンツをかぶった正義のヒーローばりに奇妙な声を上げ、横島は絶叫した。
 これだけは。
 これだけは触れてはならぬ聖域であると無意識のうちに信じ込んでいた。
 だが!
 目の前にあるそれはッ!
 横島の知らない世界の扉をこじ開けるに充分すぎるほどの破壊力を持っていた!

(この世における最後の良心。このせちがらい現代に舞い降りた無垢の花。それを今、俺は穢してしまおうとしているッッッッ! なんという、なんという後ろめたさなんだッ! お、俺は今までぶるまーのことを知っている気になっていただけだった……そう、男がなぜぶるまーに惹かれてしまうのか! 我! 今こそ答えを得たりッ!)

 ――背徳感。

 そう、ぶるまーはそれ単体でも十分興奮することはできよう。
 しかし……背徳感という要素を加えることでそれは真の輝きを放つッ!
 ぶるまーとは、そこはかとなく背徳感を高め、演出するアイテムだったのだ!

 心の中でアホな確信を力一杯叫びつつ、しかし横島はおキヌが正気に戻る前に脱出しなければならない。

「くぅ……ッ!?」

 しかし、横島は動けなかった。
 そこから、目を離すことができない。視線がそこに釘付けとなって動かないではないか。
 初めて知った新しい世界は、こんな極限状態であるにもかかわらず横島を惹きつけてやまない。

(早く脱出しなければ――しかし、目の前の新しい世界から目を離すこともできんっ!)

 横島の心の中では、理性と煩悩とが激しく衝突していた。
 そんな横島の緊張を解いたのは、幸か不幸か追いかけてきた女子高生達の足音。
 その瞬間、横島は答えを導き出す。

(そうだ……俺がここで死んだら、誰がこの真実を後世に伝えるのか!? それに、散っていった強敵〈とも〉のためにも俺だけは生き延びねばならんのだッ!)

 その瞬間、ついに体に自由が戻ってきた。
 さあ、一刻も早く脱出しなければッ――!
 しかし、立ち上がろうとした時横島は己の体の異変に戦慄した。

「うっ!?」

 あろうことか『横島の横島』が強烈にお怒りになり、その行動を邪魔していた。新たなる世界を知ったばかりであるがゆえの、そして若さゆえの避けては通れぬ事態であった。
 動けないことはないかも知れない。
 だが、それは前屈みの非常に情けない動きしか取れず、無理をすれば『横島の横島』に多大なダメージを与えることにもなりかねない。しかもこんな姿をさらしたまま天下の往来を走っていたら、百メートルも進まないうちに職務質問を受けること必至。
 すでに、道は閉ざされていた。

(なんということか。ついに真実を得たというのに、誰にも伝えられぬままここで終わってしまうとは。志半ばだと言うに、なんたる無念……!)

 横島が血の涙を流して己の最後を悟ったと同時に、その周囲を女子生徒達が取り囲んでいた。

「とうとう追いつめたわよこの変質者! アンタの仲間ももう捕まえてあるんだからね!」

 うずくまったままの横島を見下ろしながら、女子生徒は殺気立った声で言う。そして、ボコボコに変形した雪之丞とタイガーの残骸が横島の前に引き出された。
 その傍らには、弓かおりと一文字魔理の姿もある。
 魔理は尻もちをついているおキヌに手を貸し、立ち上がらせる。

「大丈夫だった? ヘンなコトされてないだろうね?」
「え? ヘンな事って……よ、横島さん!?」

 目の前でうずくまっている横島に気付いたおキヌは驚きの声を上げる。何事かと駆け寄ろうとした時、かおりがおキヌを制した。

「近付いては駄目よ氷室さん。この男は覗きの首謀者なんですから」
「の、のぞ……き?」

 おキヌの顔は青ざめ、ぷるぷると震えている。
 その瞬間、横島は全てが終わったことを確信した。
 もう、これ以上生を長らえることに何の意味があろうか。




 もはや失うものは、何もない。
 ならば……ッ。
 後はどう死ぬか……死に方の問題だッ!




 横島はうち捨てられた雪之丞とタイガーに目をやる。
 すでに原形をとどめていないほどボロボロではあるが、かろうじて息はあるようだ。

「雪之丞、タイガー。まだ俺が見えるか?」
「よ……こしま……」
「ううっ……」

 蚊の泣くような声ではあったが、確かに二人は答えた。

「俺もそっちへ逝こう。だが最後に……俺の散り際を見ていてくれッ!」

 横島はフッと笑い、覚悟を決める。

「何をブツブツと訳のわからないことを……さあ、覚悟はいいわね!?」

 鈍器を手にした女子生徒が迫り来る中、ついに横島は動いた。

「とくと見さらせ! これがッ! 男の生き様って奴だぁぁぁぁぁぁッ!」

 横島は勢いよくその場に立ち上がった。
 その目にはもうすでに逃げようとする意志などはなく。
 人生最高の表情を浮かべた漢の顔が、そこにはあった。

「我が生涯に、一片の悔いなしッ!」(ドコーーーーーン!)

 同時に『横島の横島』も、拳王様のごとく天を目指してギンギンになっていた。

「嫌ァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!」

 女子高生の絶叫と悲鳴が響き渡る。
 そしてこっちでも、

「横島ァァァァァァァァァァァァァァァァッ!」(号泣)

 雪之丞とタイガーの、壮絶な最期を見せつけた強敵(とも)への叫びも、切なく哀しく青空に吸い込まれていった。




 横島忠夫、真実を掴むも伝えること叶わず――ダブル勃ち往生。




 こうして、楽園を目指した熱き男達の伝説は幕を閉じた――




   〜エンディングテーマソング:横島忠夫、その生き様〜


    横島忠夫の生き様は 色あり 恋あり 理性なし

    覗きの道を ひたすらに 極めて明日も 覗き見る

 ※1 ああ横島よ エロ魔神 他にすること ないのかい



    セクハラ小僧の魂は エロく しつこく 反省なく

    ぶるまの夢を ひたすらに 求めて明日は 留置場

 ※2 ああ横島よ エロリスト あんまり身内を 泣かせるな



 ※1・2繰り返し









 ※覗き、不法侵入は犯罪です。決してマネをしないようにっ




 劇終
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